エンタメ
脳内保管
公式な記録や映像がない場面や、自身の理想(妄想)を記憶の中に大切に保存することを指すネット・オタク用語。
意味 {#meaning}
「脳内保管」とは、実際には映像や画像として記録されていない出来事や、自分の理想とするシチュエーション(妄想)を、あたかも実在のデータのように記憶の中に留めておくことを指す言葉です。主にアニメ、ゲーム、アイドルなどのファンコミュニティ(推し活)で使用されます。撮影禁止のライブでの一瞬の表情や、公式では描かれなかった物語の行間を、個人の想像力で補い「心のアルバム」に保存する、というニュアンスで用いられます。
由来・背景 {#origin}
語源は、不足している情報を推測で補う心理現象を指す「脳内補完」という言葉から派生、あるいは混同されて広まったと考えられています。2000年代以降のネット掲示板やSNSの普及に伴い、コンテンツをただ受動的に消費するだけでなく、自分なりの解釈や「こうあってほしい」という願望を加えて楽しむ文化が定着しました。特に、物理的な保存が不可能な「ライブイベントの記憶」や「サービス終了したゲームの思い出」を、せめて心の中だけでも失わないようにしたいというファンの切実な心理が、この言葉を一般化させる要因となりました。現在では、公式設定にはない独自の解釈(ファンフィクション的要素)を肯定的に受け入れる際のキーワードとしても機能しています。
例文・使い方 {#examples}
- 「ライブ中のあのファンサービス、カメラに映ってなかったから脳内保管するしかない。」
- 「公式の供給が止まっている間は、過去のエピソードを脳内保管して生き延びる。」
- 「二人が放課後に一緒に帰るシーンは、本編にはないけど私の脳内保管リストには入っている。」