社会

タイムパフォーマンス(タイパ)

費やした時間に対する満足度や効果を指す「タイパ」。Z世代を中心に広まった効率重視の価値観を解説します。

意味 {#meaning}

タイパとは「タイムパフォーマンス(Time Performance)」の略称で、費やした時間に対する満足度や成果、効率性を指す言葉である。コストパフォーマンス(コスパ)の時間版といえる概念だ。主に動画の倍速視聴や、短時間で情報を得る「ファスト教養」、家事の時短術など、限られた時間をいかに有効活用できるかを評価する際に用いられる。情報過多な現代において、若年層を中心に重要な価値判断基準となっている。

由来・背景 {#origin}

語源は和製英語の「タイムパフォーマンス」であり、2020年頃からZ世代を中心に急速に普及した。背景には、SNSや動画配信サービスの普及による「コンテンツの爆発的増加」がある。可処分時間の奪い合いが激化する中で、無駄な時間を避けたい、あるいは最短ルートで正解や快楽に辿り着きたいという心理が強まった。また、デジタルネイティブ世代の「効率化を良しとする価値観」や、コロナ禍による生活スタイルの変化も影響している。2022年には「三省堂 辞書を編む人が選ぶ『今年の新語2022』」の大賞に選出され、現在はビジネスシーンから日常生活まで広く定着している。

例文・使い方 {#examples}

  • 「この映画は展開が遅いから、1.5倍速で観たほうがタイパがいいよ。」
  • 「自炊は節約になるけど、準備と片付けの時間を考えるとタイパが悪いと感じることもある。」
  • 「タイパ重視で、まずは要約サイトを読んでから本を買うかどうか決めている。」

Last Updated: 2026/4/14