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構文(こうぶん)
SNSやネット掲示板で、特定の人格や文体を模倣した定型的な言い回しのこと。おじさん構文や進次郎構文など、多くの派生語を生んでいる現代のネットミーム。
意味 {#meaning}
本来は言語学における「文の組み立て(Syntax)」を指す言葉だが、ネットスラングとしては、特定の人格やキャラクター、あるいは特定の個人が使いがちな「特有の文体や言い回し、論理構成」を指す。特定のルールに従って書かれた定型文のようなニュアンスで使われ、多くの場合、皮肉やユーモア、親愛を込めたパロディの対象となる。SNS上でのコミュニケーションを記号化し、共有可能な「型」として楽しむ文脈で多用される。
由来・背景 {#origin}
2010年代後半から広まった「おじさん構文」が火付け役とされる。絵文字を多用し、句読点が多く、独特の距離感を持つ中高年男性特有のメッセージ形式が可視化され、それを模倣して遊ぶ文化が定着した。その後、小泉進次郎氏の独特の言い回しを模した「進次郎構文」や、地雷系・量産系ファッションを好む層の文体を模した「メロい構文(メンヘラ構文)」など、次々と新しい「構文」が定義された。
背景には、SNSの普及により個人の発信がテンプレート化されやすくなったことや、特定の属性を「キャラ化」して消費する現代的なコミュニケーションスタイルがある。単なる揶揄にとどまらず、共通言語としての「型」があることで、コミュニティ内での連帯感を生むツールとしても機能している。
例文・使い方 {#examples}
- 「おじさん構文を使ってLINEを送ったら、後輩に苦笑いされた。」
- 「今の発言、内容がなさすぎて進次郎構文みたいになってるよ。」
- 「推しのSNS投稿が、独特の構文すぎて解読に時間がかかる。」