社会
タイパ疲れ(タイムパフォーマンス疲れ)
効率を重視する「タイパ」の追求により生じる精神的な疲労やストレスを指す言葉。過剰な時間短縮への反動として注目されています。
意味 {#meaning}
「タイパ疲れ」とは、時間対効果(タイムパフォーマンス)を過剰に追い求めることで生じる精神的な疲労やストレスを指す言葉です。動画の倍速視聴やスキップ、マルチタスクによる情報の詰め込みなど、一分一秒を無駄にしない効率的な生活を継続した結果、心身が休まらず、かえって充足感が損なわれる状態を指します。SNSでの話題についていくための強迫観念や、常に何かに追われている感覚を伴う文脈で使われます。
由来・背景 {#origin}
語源は「タイムパフォーマンス(タイパ)」に「疲れ」を組み合わせた造語です。2022年頃から若年層を中心に、限られた時間で最大の満足を得ようとする「タイパ」の概念が急速に浸透しました。しかし、あらゆるエンタメや日常行動を効率化しすぎることで、「本来楽しむはずの趣味が作業のように感じる」「常に効率を考えなければならないプレッシャー」といった副作用が顕在化しました。2024年頃からメディアやSNSで、この過剰な効率主義への反動や揺り戻しとして、意識的に時間を贅沢に使う「スローライフ」や「タイパからの脱却」が語られるようになり、本用語が広く認知されるようになりました。
例文・使い方 {#examples}
- 「話題のドラマを倍速で消化する毎日だったが、タイパ疲れを感じて久しぶりに等倍でじっくり鑑賞した。」
- 「効率ばかり気にして趣味を楽しめなくなるのは本末転倒だし、これが世に言うタイパ疲れなのかな。」
- 「デジタルデトックスをして、タイパ疲れから解放される週末を過ごしたい。」